前にも書いたね
気に入ったもの以外は、お金を出さない。
形が残り しかも毎日目に入るものは特に
触ったり目に止まったりするでしょ?すると自分の感性が違和感を言い出すの。心の中で。
「気持ち悪い」
で3年急須 土瓶が買えなくて茶漉しで入れていた日本茶。
もちろん蒸らさなくちゃ美味しくないので苦労するんだけど。
でもね ティーポット(ガラスの)だとなんとなく味わいが違うの。
これは気分なんだと思うけど。
茶漉しはね
逆に
衝動買いの 包丁の「有次」さんの銅製の手編みの茶漉し。受けも銅で丁寧に叩いてくれているもの。
そうなんです。
私の感性は 一瞬で嗅ぎ分ける。
職人さんを私は尊敬していて。
「船大工」という響きにはドキドキしてしまうほど。
まだ生で船大工さんと出会ってないのだけれど。出会ったら恋をしてしまうかもしれないほど。
また(話が)飛びましたが。
専門家の蘊蓄はいつまでもいつまでも ニコニコ聞いてしまう。そして絶対忘れない。
それでも!だ。 自分の周りに あるいは身につけるものは我が感性君に絶対服従なので
どんなに横であれこれ進めてくれても
「駄目」だったらごめんなさい。
で
身につけるものは袖を通さなくても大体直感で これ と思えば たまに値札を見ないで「お願いします」と言ってしまうのだ。量販のものは別として 古着とかはその時出会ってやり過ごし。結局後悔したことが若い頃は何度かあったので。
ドキドキして 今日はこれをと決めていた時は即座に「お願いします」という
しかしだ。
今回のテーマは口に触れるもの。口はもたこれが大変。口に入るときにその触り
それから また厄介なことに食べるものによって気に入っているものでも合うと合わないがあって。
なので ぐい呑みを決める時はご主人が水を入れてくれる。
眺めて たなごころを確認して
くいとやってみて
また眺めて
で 決める。
この歳になるとあれこれ色々やって(呑って)るでしょう?
口に当てた時味が変わるのもちょっと想像できて。
日本酒で純米吟醸なら萩とか志野がよくて。あ でも志野がいいかなあ。志野の釉薬のしっとり それでいて土が重過ぎないでしょ?
大吟醸は木勝の(江戸ガラスの薄い)にカットを入れてくれたのがお気に入りで。
ワイングラスは尊敬するワインの師匠 ワイン狂いのおじさま(彼からフランスとUSAワシントン州とオレゴンピノを教えていただいた)にリーデルのワインの種類別グラスを生意気にも全種類試させていただいて これとこれにはこのワインが許せるって決められるのでグラスでは試飲はしない。
そして
お箸
これがね厄介で。先に集中するでしょ?
なのでそこの扱いがうまくいくある程度の長さがある。ちょっとそのためのバランスで気持ち短い時は後ろの方でちょうどいいところを持つことにしている。
基本 比較的おしなべて料理が美味しく一品ひと品綺麗に味わうことができるのは写真のこれ。冷奴だってつまめるし、白飯の炊きたてをいただくには最後の一粒まで美味しくつまめる。
ただし。
おうどん かつ丼 お粥 の時はそうはいかない。
まあチャーハンとか雑炊おうどんはれんげが調子がいいね。
ただ 讃岐うどんやカツ丼はやっぱりこの細身では美味しくないのだ。
普段は味わいが鈍臭いと思って使わない太めの箸の方が美味しい。
利休箸ではなく、割り箸のほうが調子がいい。塗りの丸箸はストレスフルだね。罰ゲームみたいで。
というわけで箸は2通りを料理に合わせて用意する。
フォークやスプーンは銀がいいね。料理の味わいがきしきししない。
日本でノーベル賞晩餐会で使うカトラリーを作る製作所があるそうだが、素晴らしいバランスと口当たりとナイフのストレスのない切れ味だそうで。これをまだ試してないので是非試してみたいと思っている(ノーベル賞取ればいいのか?笑)
れんげも角度によってスープを鍋から掬えないので口当たりもあるし。これが誠になかなかないのだが。
今はもっぱら総織部のれんげをお気に入りで大事に使っている。
是非皆さんにとっての口当たりや好みが料理にも道具にもあるでしょう?あれこれ試してみてほしい。わかってもらえるはず。
おりょう OwndBar
洒落程の解る方々のBarでありたい。 何者? 海外生活を経て 日本の文化を改めてリスペクト 。 懐石 茶の湯 歴史 着物…と進めると 元々大好きだったワインとあわせた「今様手すさび」懐石料理屋を 営む。 シガーからタウニーポートにご縁。全てにハマればハマるほど芋づるで興味果てしなく。 同時にその時次世代の鬱の多さに 今は幼児教育と英語を絡めたビジネス。 ロードバイクLoverでもある
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