この奥に巣があって。その巣で生まれた。その巣の中にもふさふさのしっぽが見える。
そうなんです、珍しい2ひき暮らし、らしい。そういえば今までのムササビはみんな一人暮らしだった。3代目は昼間一度ふらりと出てきて、居候のくせにベランダにいた私に
思いっきり大きく見せるように目をむいて威嚇してきた。威嚇だけだけど。
結構凄みがあった。
その後4代目が子供を産んだ。きゅうとちびちゃんの鳴き声が聞こえて。母は子供達をふさふさのしっぽでくるんで守っていた。
その母のふさふさの中にいた子だ。
もう一人が強くて、ケンカの声が聞こえると、昼間なのに隣のベランダにこの子は移動する。
今までは昼間ハスから出てこない子ばかりだったが、この子はちょろちょろ。きっと追い出されるからかもしれない。それでも夕方になるときゅうと鳴いて巣に戻ってきょうだいを呼んで、二人揃って食事に出かける。
追い出されるくせに出かける時は2ひき一緒。
ここで生まれたせいか全くこちらに警戒心がない。ちょっと不安そうにするけれど。
夕方出かけて朝帰り。早朝戻るのをみた時には、大きな鷲のように立派に見える。
飼育しているわけではない 山の一部としてお互い捉えて共存している。
多分わたしの方が居候なのだろう、彼らにとって。 あまり見ないのが居る 的な。
こうして共に暮らす生き物が当たり前に居る生活。
普段喧騒 時に生物として自分もバランスを取っているのかもしれない。
この子達もやがて子を持ち代替わりしていくのだろうな
おりょう OwndBar
洒落程の解る方々のBarでありたい。 何者? 海外生活を経て 日本の文化を改めてリスペクト 。 懐石 茶の湯 歴史 着物…と進めると 元々大好きだったワインとあわせた「今様手すさび」懐石料理屋を 営む。 シガーからタウニーポートにご縁。全てにハマればハマるほど芋づるで興味果てしなく。 同時にその時次世代の鬱の多さに 今は幼児教育と英語を絡めたビジネス。 ロードバイクLoverでもある
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