凄みのある瀬戸黒

冬枯れの茶会で

息が止まった


波打つ日本海の崖

深く深く吸い込まれるようなその漆黒


瀬戸黒の茶碗


その由来も聞けなかったけれど 確かにそれは全てを物語っていた

濃茶を頂いたたなごころににはしっとりとして拒絶はない

しかし

この若造にはあまりにも圧倒的で


あれは


いまに至っても出会うことがない

沈黙の中の凄味

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おりょう OwndBar

洒落程の解る方々のBarでありたい。 何者? 海外生活を経て 日本の文化を改めてリスペクト 。 懐石 茶の湯 歴史 着物…と進めると 元々大好きだったワインとあわせた「今様手すさび」懐石料理屋を 営む。 シガーからタウニーポートにご縁。全てにハマればハマるほど芋づるで興味果てしなく。 同時にその時次世代の鬱の多さに 今は幼児教育と英語を絡めたビジネス。 ロードバイクLoverでもある