蕎麦の箸使いの流儀

蕎麦喰いはせいろが目の前に来たならどうする

一つまみごとになっている蕎麦とすの間の水分でのびないようついくるりと蕎麦を返してしまう
そして一気に食らう
しまいにざるやすに残る一本一本を
割り箸を立ててひょいとつまむ
たててしっかり掴むには先が四角い割り箸がいい

そういや蕎麦食いの父親と つい同じ箸づかいで摘んでいる

親父さんは毎日昼飯は必ずもり2枚
いまいちだと蕎麦屋ハシゴしてまたもり2枚
実に美味そうに
子供の頃
親父さんと出かけると決まって蕎麦屋なものだから不満だった
ささやかな抵抗にカレー南蛮頼んだりして
母とのクリームソーダのソーダでアイスの下がシャリシャリしてくるのを長いスプーンでこそげながらちびちび
蕎麦と対局の食のノスタルジーはクリームソーダ

蛙の子は蛙

気づけば初めての街の昼にはうまそうな暖簾の蕎麦屋を探してる

初めての名古屋ではつゆが甘くて続かなかった
その地で好みがあるもので是非はない
関西は別物で熱いつゆがいい

それでもうまさには箸は重要で
そのうまさが決まる

せいろには やはり 割り箸がちょうしがいい

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おりょう OwndBar

洒落程の解る方々のBarでありたい。 何者? 海外生活を経て 日本の文化を改めてリスペクト 。 懐石 茶の湯 歴史 着物…と進めると 元々大好きだったワインとあわせた「今様手すさび」懐石料理屋を 営む。 シガーからタウニーポートにご縁。全てにハマればハマるほど芋づるで興味果てしなく。 同時にその時次世代の鬱の多さに 今は幼児教育と英語を絡めたビジネス。 ロードバイクLoverでもある