春の陽になると恋しい蕗のとう

以前天ぷらのお話をしましたね。

そう
私にとって春は天ぷら  なのです。
春の天ぷらとなると鼻腔に抜ける香りの楽しみがたまらないから
タラの芽の甘さも良いけれど
蛤 とか 何より小ぶりな蕗のとうがお気に入り

そのくせ天ぷらは3〜4品がせいぜいで
たくさんはもたれていただけなくて。

その 締め
蕗のとうは 微塵にして ほうじ茶か出汁で茶漬けにするのが最高
なんといっても 実は何より待ち遠しい
わざわざ天ぷらにしないようよけておく。
東京もんは煎茶でも最高です

山中湖ではお散歩してるとたくさん見つけるので、初物を少し
そうして天ぷらと茶漬けにしたら
もっぱら蕗味噌にして瓶詰め
それを東京に持ち帰り
しばらくは酒の肴で楽しめる

でね

面白いのは こうした味噌は備前でも信楽でもいい
粉引や唐津もの 黄瀬戸もいいね
そんなお猪口ほどの器に持っていただくのがいい
そうしないとね、なぜか味が落ちる気がする。箸先で最後に器に付いた味噌をひっかくのもいいもの。
箸でいただく料理文化の味わいのひとつ

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おりょう OwndBar

洒落程の解る方々のBarでありたい。 何者? 海外生活を経て 日本の文化を改めてリスペクト 。 懐石 茶の湯 歴史 着物…と進めると 元々大好きだったワインとあわせた「今様手すさび」懐石料理屋を 営む。 シガーからタウニーポートにご縁。全てにハマればハマるほど芋づるで興味果てしなく。 同時にその時次世代の鬱の多さに 今は幼児教育と英語を絡めたビジネス。 ロードバイクLoverでもある