鱧ちらし寿司を待つ間の至福

京都 夏
今年は行けないけれど
このためにだけ出かけたい 鱧 を食べに

実は私の中で絶対美味しい それ に出会うのは結構難しい 2つの食材がある

そのうちひとつが  ホヤ
もうひとつが  鱧料理

鱧は肝が大きい分長く生きるので生きているうちはいいけど
鱧切りし 特に湯引きしたらとっとと食べなきゃパサパサ こんなんを作り置いてほったらかしたものを夏の風物詩とか言ってお体裁に欠いた氷の上に乗せて出されても
それは鱧に失礼というもの

鱧しゃぶしてその脂が乗った出汁に塩梅して雑炊にする

湯引きより炭で皮目を炙って 焼き鱧

最高にうまい

鱧の肝はフレッシュなら刺身がいいけど

さて

写真は夏 絶品のお稲荷が売っていない(すぐに暑さで悪くなってしまうため) 八坂の「いづう」の鱧のちらし寿司
店頭で頼んでから作ってくれるのでちょいと待たなくてはならない。
たっぷりの錦糸卵と実山椒の佃煮が入って涼やかさが口に広がる逸品
待つ価値はある

その間
奥に薄暗目の昔の茶屋で食べることができる
ちょっと一服 
お供に発見 鱧の肝の時雨煮
針生姜と酒でスッキリと炊いて
よくあるどこぞの甘ったるい時雨煮を思い浮かべちゃいけない
山ほどさばく夏の京ならでは だろう

これこそここでしか味わえないね

来年の夏こそは




0コメント

  • 1000 / 1000

おりょう OwndBar

洒落程の解る方々のBarでありたい。 何者? 海外生活を経て 日本の文化を改めてリスペクト 。 懐石 茶の湯 歴史 着物…と進めると 元々大好きだったワインとあわせた「今様手すさび」懐石料理屋を 営む。 シガーからタウニーポートにご縁。全てにハマればハマるほど芋づるで興味果てしなく。 同時にその時次世代の鬱の多さに 今は幼児教育と英語を絡めたビジネス。 ロードバイクLoverでもある