道具はミニマムでいいでしょ?

道具をたくさん持つのは嫌いで。

もちろん 本気でこだわるとき 絶対必要な熱量とか道具はあって

例えば 刺身をひくとき

刺身包丁でなければ 本当の意味でドリップなく断面も潔くひけていないと刺身のそのうまさは出すことはできないと断言する。切れ味もそうだが 長く刃物が身に接していないその細さも

捌くためにもあのスリムさは必要で。


しかし

単純に あれこれ道具を使うのが嫌いで


あれやこれやをこしらえるのに できれば一つで済ましたいほど 

道具が多ければ 片付けも多く

何より あまり多くのもので過ごすのが大嫌いで

おまけにフォルムが好みの美しさと機能性が併せ持たなければ身の回りにはおかない

できれば大は小を兼ねてほしい


なので 彫物士には絶対なれないね


鍋は3種 フライパンは一つ それにも使える蓋がひとつ オーブンに入れられるパンが一つ

ボウルは2つ ザルもそれニア合わせて二つ 

そんな感じです


そういえば

NYできゅうきょくだなと感動したのが チャイニーズケータリングでの料理人の捌き

左手に中華鍋 右手におたま それを全く手から離さないまま

注文全ての料理を一人で作っていた。油も塩も醤油も調味料も丸く大きなおたまで加減しながら魔法のように

次の料理に移るときには鍋をそのおたまで洗っていた。

右にシンク左に調味料正面にコンロ 体は回すだけ

究極のミニマムだった。

そして一つの料理に5分もかかっていない。

恐るべし

いつまでも見入ってしまった。

鍋とおたまと包丁さえあればどこでも生きていけるね


日本料理の場合 もう少し手数がいるのでこれは無理だけど


できれば限りなく こうありたいね

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おりょう OwndBar

洒落程の解る方々のBarでありたい。 何者? 海外生活を経て 日本の文化を改めてリスペクト 。 懐石 茶の湯 歴史 着物…と進めると 元々大好きだったワインとあわせた「今様手すさび」懐石料理屋を 営む。 シガーからタウニーポートにご縁。全てにハマればハマるほど芋づるで興味果てしなく。 同時にその時次世代の鬱の多さに 今は幼児教育と英語を絡めたビジネス。 ロードバイクLoverでもある