ひと手間には思い出ができるー昭和の母の知恵2

ちらし寿司のすし飯を作るとき。炊きたてご飯をすし桶に広げて寿司酢を少しづつ母がふりかけしゃもじできっている間
必死でうちわであおぐのは子供の私

インゲンにヘタやもやしの根 ボウルに入れてもいでいく。

手編みの毛糸をほどき洗い それを私の足首や両手首に渡し
母が巻き取っていく

そうした向かい合った時間で学んでいく。ちょっとしたコツ、工程だけでなく、そこで色んな取り止めのない話や知恵をもらう。
今思えばそうした時間が情緒を育ててもらったように思う。

手間かもしれない。
お金を払えばなんでも手に入るけど。こうした情緒を育むひとときは変え難いものが手に入る。
無駄に思わず どうぞ こうした時間を過ごしてほしい。

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おりょう OwndBar

洒落程の解る方々のBarでありたい。 何者? 海外生活を経て 日本の文化を改めてリスペクト 。 懐石 茶の湯 歴史 着物…と進めると 元々大好きだったワインとあわせた「今様手すさび」懐石料理屋を 営む。 シガーからタウニーポートにご縁。全てにハマればハマるほど芋づるで興味果てしなく。 同時にその時次世代の鬱の多さに 今は幼児教育と英語を絡めたビジネス。 ロードバイクLoverでもある