ひき肉香ばしくするのがポイント

仕事終わりによく寄っていた札幌ラーメンの店

大抵頼んでいた味噌らーめん

チェーン店なんだけど コクがあって

いつもカウンターの隅でおじさんが作ってくれる手際良い手さばきを見ていた

ひき肉をじっくり炒めてその後もやしを炒めて 芳ばしく

そのあとにみそソース そしてスープをそそぐ

ゴロゴロ角切りのチャーシューもおいしくて

縮れた麺との絡みもよく 

じつはトンコツ背油の人気のラーメンはいつもお腹をこわすんだけど

ここのスープは国産の豚骨だそうで そのせいか分からないけどこのラーメンだけは大丈夫

ある日 めずらしく同じ店に昼に行くといつものおじさんではもちろんなくて若いお兄さん

同じ味噌ラーメン でも なんだか違う

コクがないの

手順は同じなんだけど

そう

多分 

いつものおじさんはひき肉ともやしの炒めかたがじっくりで

もやしも中に持つ水分をスープと入れ替えないといけないだろうし

何よりひき肉の香ばしくなるところがコクを生んでいるんじゃないかって


ラグー

麻婆豆腐

ひき肉のソースが決め手の料理

どれも最初のひき肉の炒めかたホロホロにするだけでなく その脂が油全体にコクを持たせるんじゃないかって思う

油を焦げないように丁寧に炒めるのがコツ

タップリのひき肉をね

すると人気店のそれになる

ちょっとした事

それで料理は美味しくなる


ちょうど今秋ナスが美味しいころ

お得意の麻婆茄子 改めてレシピご披露しますね

0コメント

  • 1000 / 1000

おりょう OwndBar

洒落程の解る方々のBarでありたい。 何者? 海外生活を経て 日本の文化を改めてリスペクト 。 懐石 茶の湯 歴史 着物…と進めると 元々大好きだったワインとあわせた「今様手すさび」懐石料理屋を 営む。 シガーからタウニーポートにご縁。全てにハマればハマるほど芋づるで興味果てしなく。 同時にその時次世代の鬱の多さに 今は幼児教育と英語を絡めたビジネス。 ロードバイクLoverでもある